チェーンのペットショップなどでハムスターをお迎する場合、店員さんからペット保険への加入を勧められることがあります。
私も以前お迎えが決まった際にペット保険について紹介され、「本日ハムスター受け渡しのタイミングでしか加入できません。」と言われたため、しっかり調べる時間も無くどうしようか迷ってしまったことがあります…。
当ページでは「ハムスターにペット保険は必要か?」という疑問に対し、ハムスター総飼育数3匹・飼育歴4年となる私の見解をまとめています。
ハムスターに保険は不要と考える理由
結論から申しますと、ハムスターにペット保険は不要との見解です。
そう考える理由は以下の通りです。
掛かる医療費は貯金で賄える程度
病院、地域によって値段に多少差はあるかと思いますが、ハムスターの医療費は以下の表の通りです。
診察内容 | 費用 |
---|---|
初診料+診察料 | 4000円程度 |
診察料+点滴や薬の処方 | 8000円~10000円程度 |
手術費用 | 5000円~50000円程度 |
多くの方が貯金でカバーできる範囲の金額かなと思いますが如何でしょうか?
本来保険は貯金で賄いきれないようなリスクに備えて加入するものです。
万が一病院に行く事となった場合も、上記の金額を問題無く支払い可能なのであれば保険加入の必要性は低いです。
手術をする選択肢が取られることが稀
手術する場合は比較的費用が高額になりますが、ハムスターは小さくてデリケートな生き物のため、手術によって命を落とすリスクが高く、お医者さんも手術を推奨されないケースが多いのが実情です。
麻酔から覚めなかったり、特に老齢ハムスターの場合は手術が成功しても急激に弱って亡くなってしまう事例がたくさんあります。
そもそも技術的に難しいケースも!
そのため、根本治療とはならないものの投薬によって、可能な限りストレスを無くして寿命まで過ごしてもらうという選択肢が取られることも多いです。
健康診断・爪切りでは保険が適用されない
健康診断や爪切りでは保険が適用されないため、実費払いとなります。
病院代の全てが保険適用できる訳ではないことを留意する必要があります。
おわりに
ハムスターの医療費は払えなくなるほど高額にはならないため、病気になった時の経済的負担のことを考えて保険に入るよりは、その分のお金を健康診断に連れて行く費用にしたり、正しい飼育知識を身に付けたりして根本的に病気の予防・リスク低減をしてあげた方が、あなたのハムスターを幸せにしてあげられるかなと思います。
以下の「4歳までハムスターが元気で長生きする飼い方」という飼育本には、ハムスターの病気予防に役立つ情報が満載です。保険費用の代わりに飼育本を読んでみるのは如何でしょうか?