旅行や出張、帰省などで長期間家を空けることになった際、その間身近にハムスターのお世話を頼める人がいなければ何らかのサービスを利用するしかありませんよね..。
第三者にお世話を頼む手段としては主に「ペットホテルに預ける」か「ペットシッターに来てもらう」かの2種類があります。
当ページでは、ハムスターのお世話を頼む際にペットホテルとペットシッターどちらを選択すべきかについての検討材料となる情報を提供しています。
3日以上の不在なら留守番NG
ハムスターはエサを多めに与えておけば、1〜2日程度の旅行であれば留守番できます。
単独行動を好む動物なので「飼い主と会えなくて寂しい」という感情も無いため、犬やウサギのようにメンタル面の心配もありません。
ただし、3日以上家を空ける場合は誰かにお世話をしてもらう必要が出てきます。
給水器の中の水が傷みますし、ケージ内が排泄物で不潔になってしまうためです。
第三者による外部サービスでお世話を頼む場合、「ペットホテルに預ける」または「ペットシッターに来てもらう」の2種類の選択肢があります。
以降では両者の特徴の違いや留意点に関して紹介します。
ペットホテルに預ける
ペットホテルとは、飼い主が不在の間ペットを預かって代わりにお世話をしてくれるサービスのことです。
一般的には犬と猫がサービスの対象ですが、ハムスターを預かってくれるお店もあります。
料金設定は人間用のホテルと基本的には同様で、一泊あたり○○円という設定が一般的です。
預けている間にハムスターの具合が悪くなったりケガをしたりした場合は、お店の人が動物病院へ搬送してくれるため、救急事態に対する安心感がある点は助かります。
ペットホテルに預ける際の留意点
ペットホテルに預ける際には以下の点にご注意ください。
- 高齢・病気のハムスターは預かってもらえないこともある
受け入れられるハムスターの年齢制限があるお店も多いです。
1歳以上のハムスターや投薬中のハムスターは安全面を考慮して預け入れを断られることがあります。
環境変化によって急激に弱ったり亡くなってしまうリスクが高いので仕方がないですね…。
- ハムスターのストレスが大きい
他のペットと同室の環境で過ごすこととなるため、犬や猫の匂いや鳴き声に少なからずストレスを感じてしまいます。
また、自宅からペットホテルまでハムスターを運ぶ必要があるため、温度変化や振動、騒音などによってどうしても負担をかけてしまいます。
- 預け入れとお迎えが意外と大変
荷作りなどで忙しい出掛ける前日または当日にハムスターを預けに行き、後日お迎えが必要です。
帰ってきた後も忙しくてお店の営業時間内にハムスターを迎えに行けない場合、その期間分も宿泊費を払わなければならなくなります。
ペットシッターに来てもらう
ペットシッターとは、飼い主の自宅に訪問してペットのお世話をしてくれる人のことを言います。
ペットシッターに来てもらえばハムスターを家の外へ連れ出す必要が無いため、ハムスターのストレスを最小限に抑えることができます。
料金は1時間1500円程度が相場ですが、業者さんによってバラつきが大きいです。
サービスを始めて利用する場合は初回登録料の支払いが必要なケースも多いです。
ペットシッターに来てもらう際の留意点
- 事前に打ち合わせのための訪問がある
当日のお世話の流れを確認するために、ペットシッターさんに前もって自宅に訪問してもらうのが一般的です。頼みたい日が近い場合などはスケジュールが合わずに苦労することもあります。
- 自宅の鍵を預ける必要がある
ペットシッターさんに事前に自宅の鍵を預けなければなりません。
基本的には事前打ち合わせで会った際に渡すことになるので、鍵が1つしかない場合は合鍵を作っておく必要も出てきます。
鍵を預ける・家に入られる不安を解消する方法
ペットシッターに来てもらいたいとは思うけれども、鍵を垢の他人に預けるとなると「こっそり合鍵を作られていたらどうしよう…。」という心配は完全には拭えませんよね?
この心配を解消する良い方法が「スマートロック」の導入です!
スマートロックとは、ドアの鍵の開け閉めをスマホのアプリや指紋認証、暗証番号などによって実施可能にするシステムのことです。
例えばSwitchBotというメーカーのスマートロックをドアに装着すると、遠隔開錠やワンタイムパスワードによる開錠が可能となるため、ペットシッターさんに鍵を渡しておく必要がなくなり安心です!
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どっちが良いか比較とまとめ
ペットホテルとペットシッターの比較まとめは以下の通りです。
ペットホテル | ペットシッター | |
料金 | ▲ 高い※(1泊あたり1500円程度) | ● 安い※(1時間あたり1500円程度) |
ハムスターのストレス | ▲ 多い(移動があるし、他のペットと同室環境で過ごすため) | ● 少ない(自宅から移動不要のため) |
引き受け条件 | ▲ 「1歳未満・健康体」の条件があることが多い | ● 条件が無いことが多い |
ハムスターが急病時 | ● 病院での受診 | ▲ 基本的には対応不可 |
お世話延長 | ● 延長可能 | ▲ 予定が埋まっていると対応できない場合もある |
飼い主の負担 | 預け入れ・お迎えが必要 | 事前打ち合わせ・鍵の受け渡しが必要 |
※ ハムスターのお世話は最低限であれば2,3日おきで良いため、1日単位で料金が発生するペットホテルに預けるよりも、2,3日おきにペットシッターさんに来てもらった方が合計料金が安くなるケースが多いです。料金は業者によってバラつきが大きいため、あくまで一参考としてください。
上記表の通り、ハムスターストレスの少なさや合計料金の安さの観点からペットシッターの方がオススメではあります。
結論:ペットシッターの方がオススメ
長期間家を空ける場合にハムスターのお世話を頼む2つの手段について紹介しました。
ハムスターストレスの少なさや合計料金の安さの観点から、ペットシッターの方がおすすめではあります。
ただし、家に入られることに抵抗がある人や、救急事態に対する安心感が欲しい人はペットホテルをご検討ください。
尚、ペットホテルもペットシッターもちょっと微妙だなと感じるようでしたら、移動先にハムスターも一緒に連れて行くことを再検討しても良いかと思います。
ハムスターを飛行機に乗せる際の注意点に関しては以下の記事にまとめていますので、良かったらご参照ください。