ハムスターを飼っている皆様、普段ハムスターに「かじり木」は与えていますでしょうか?
「ペットショップの店員さんに購入を勧められたけど、かじり木って本当に必要?」、「与えてもハムスターが使わないから不要なのではと感じる…」といった方に向けて、かじり木の役割や必要性、かじり木をあまり使わないハムスターにオススメのアイテムなどを紹介します。
かじり木とは
「かじり木」とは、齧歯類の動物の飼育に使われるアイテムで、歯の伸びすぎを防止するために齧ってもらう主に木の枝状のものです。
ハムスターやウサギ、チンチラ、テグー、モルモットなどを飼育する際に使われるものとなります。
かじり木の役割
かじり木には「歯の伸びすぎ防止」および「ストレス解消」の主に2つの役割があります。
歯の伸びすぎ防止の役割
ハムスターは齧歯類の動物なので前歯が一生伸び続けます。
あまり固いものを食べない場合は必要以上に歯が伸び続けてしまい、上手くご飯が食べれなくなって衰弱してしまうこともあります。
ハムスターが歯を削りたいなと思った時に齧れるものが必要となります。
ストレス解消の役割
ペットとして飼われているハムスターはどうしてもケージという限られたスペースでしか自由に行動できないため、やはり野生とは違いストレスは溜まってしまします。
ハムスターは何かを齧ることでストレスを解消できるので、齧れるものを与えるのが推奨されます。
かじり木は必ず必要?必要なケース・不要なケース
かじり木はハムスターを飼う上で必ず必要なアイテムなのでしょうか?
ご飯を食べる時に歯は自然と摩耗するので、ハードタイプのペレットを主食として与えている場合は歯が伸びすぎてしまうという事態は起こりにくいです。
ただし、食事による摩耗が十分でない場合や、ストレス発散のために齧る環境を与えるためにも、かじり木を与えておくことを推奨します。
ペレットを食べてくれないハムスターや、老齢などでやわらかいエサを与えている場合は、何か歯を削るものがなければ歯の長さの調整が困難になるため、かじり木は必ずいれてあげましょう。
かじり木の代わりになるような木製のオモチャや小屋などがある場合は、新たに導入する必要はありません。
オススメのかじり木・かじり木の代替品
シンプルな枝状のかじり木を買おうとした場合、たくさんの商品ラインナップがあるかと思います。
枝の太さや木の種類(リンゴの木、ももの木、梨の木など)で選択肢に迷うかと思いますが、個々のハムスターによって好みは異なるので一度与えてみなければ分かりません。
(「この種類の木しか齧らない!」というハムスターは少数な気はしますが…)
そのため、まずは複数種類の木がミックスして入っている商品を購入するのが無難です!
具体的には下記の「果実って小枝(もも×りんごミックス)」という商品がオススメです。
グラスハーモニーシリーズのケージをお使いの人は、ケージに取り付けられるかじり木「ハーモニースティック」という商品もあります。
実際に導入してみた所、ハムスターが齧りやすそうにしていて良い感じでした!
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かじり木を使ってくれないハムスターへのオススメアイテム
「かじり木を与えてみたけど、ハムスターが使ってくれない」という場合は、オモチャタイプや食べ物タイプのかじり木の代替商品もあります。
オモチャタイプとして、「マンチボール(ラタンボール)」というものがあります。細長い棒状の木材を丸めてボール状にしたものです。
中にエサを入れておくと夢中になって齧って遊んでくれます。
食べ物タイプの一例としては、「カジリカ」という商品があります。
ウィートヘイ(小麦の葉)の中の「植物性シリカ」と呼ばれる硬い部分が原料に含まれてるため、歯を研磨する効果があります。
かじり木ほど固くはなく消費されるのが早いですが、時々かじり木の代わりに与えてみると良いでしょう。
おわりに
ハムスターを飼う上でかじり木は重要なアイテムとなります。
ハムスターが歯を整えられる環境を整備し健康で長生きしてもらうためにも、かじり木を導入することをオススメします。