最近ハムスターの毛が薄くなってたり、脱毛箇所があるとお気付きの飼い主さん、何かの異常かなととても心配ですよね?
当ページではハムスターの毛が薄くなってしまった際に考えられる原因と、その対策方法についてまとめています。
毛が抜ける主な原因とその対策
老化現象
生後1歳半を過ぎるハムスターの場合は老化現象として毛が薄くなってくる子もいます。
老化に伴う脱毛の場合、主に下半身(後ろ足の付け根やお尻)から毛が薄くなる傾向があります。
また、身体全体的に毛並みが悪くなってくるのも特徴です。
以下の写真は1歳半のハムスターです。
お尻と足の毛全体的に薄くなり、素肌のピンク色が透けて見えるようになりました。
不潔な環境
掃除をさぼって不潔な環境にしてしまっている場合、白癬菌といったカビの繁殖によって皮膚炎を起こしている可能性があります。
ケージの掃除をより頻繁に行い、ケージ内を清潔に保つようにしましょう。
脱毛の症状がひどい場合は病院で飲み薬や塗り薬を処方してもらってください。
栄養の取りすぎ or 偏り
栄養を取りすぎて肥満となっているハムスターの場合は「脂漏性皮膚炎」という病名の皮膚炎で肌が荒れている可能性があります。
また、肥満でなくとも栄養が偏っている場合にも脱毛の症状が現れます。
ひまわりの種などの嗜好品を与えすぎていたりしませんか?
ペレットを主食としてハムスターの体重に応じた適切な量のエサを与えることを推奨します。
以下の記事に目安画像付きで適切なエサの種類と量をまとめていますので、良かったら参考に食事について見直してみてください。
床材アレルギー
使用している床材が合わずにアレルギーを起こしている可能性もあり、その場合はお腹や脇や胸辺りが脱毛することが多いです。
ハムスターの飼い始めや普段と違う床材に買い替えたタイミングで発症したようなら、床材アレルギーの可能性を疑いましょう。
アレルギーの症状として、ハムスターが「キュ…キュ…キュ…」のような呼吸音を出す傾向もあります。
針葉樹のウッドチップを利用している場合にアレルギーを起こしやすいため、以下の商品のようなペーパーチップに替えると症状が治まることがあります。
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ストレス・免疫力の低下
ストレスなどで免疫力が低下していたりホルモンバランスが崩れていることが原因の可能性もあります。
元々ハムスターの皮膚には「ニキビダニ」という寄生虫がいるのですが、免疫力などが低下すると増殖してかゆみを引き起こし、脱毛の原因となります。
特に高齢ハムスターに発症しやすい傾向があり、ゴールデンハムスターはお尻付近、ジャンガリアンハムスターなどのドワーフハムスターはお腹の毛が脱毛することが多いです。
症状がひどい場合は病院で飲み薬や塗り薬を処方してもらってください。
おわりに
ハムスターの毛が薄くなってたり脱毛していたりした場合は、飼育環境が原因である事も多いので一通り見直してみましょう。
症状がひどかったりハムスターがかゆがっている場合は、なるべく早く治してあげられるように動物病院で薬を処方してもらってください。
ハムスターを病院へ連れて行く際の注意点については以下の記事にまとめているので、よかったら併せてご覧ください。