当ページでは、よく観察されるハムスターの仕草とその仕草が示すハムスターの感情を紹介しています。
仕草からハムスターの感情を理解したいと思っている方、ぜひ確認してみてください!
よく見るハムスターのしぐさ
顔をこする(顔を洗う)
顔をこするように毛づくろいする動作は、ヒゲを綺麗にして感度を保つためにする仕草です。
リラックスしている時にする事が多いですが、緊張している時に自分を落ち着かせようとしてこの動作をすることもあります。
二足で立ち上がる
後ろ足だけで立ち上がり、前足は胸の前で構えて耳をピンと立てるポーズをすることがあります。
これはできるだけ遠くの音や匂いを検知できるように、高い位置から情報収集しようとしている状態です。
ほふく前進
ほふく前進しているみたいに這うように歩く仕草をすることがあります。
これは初めての場所などで周囲を警戒しており、慎重に匂いを嗅ぎながら進んでいる状態です。
片方だけ前足を上げる
前足を片方だけ上げて立ち止まるポーズは、進むか戻るかを迷っている時に見られる仕草です。
恐怖を感じており、いつでも後ろへ引き返して逃げれるようにと身構えています。
固まって動かない(フリーズ)
一点を見つめたまま固まって動かなくなることがありますが、これは身の危険を感じている時の仕草です。
敵に見つからないように気配を消そうとしています。
回し車で走ってキョロキョロ
回し車で走り、止まってキョロキョロ見回して再度走るという仕草もよく見かけるかと思います。
ハムスターは回し車で走っていても遠くまで移動した気になっています。
そのため、「どれくらい遠くへ来たのかな?」・「エサや他の生き物がいないかな?」といったことを確認しています。
ケージを齧る
状況によっていくつか原因が考えられますが、「ストレスを感じている」・「飼育環境に不満がある」・「脱出して外に出たい」といった気持ちである可能性が高いです。
ハムスターがケージを噛み続けることを放置してしまうと、歯が歪んでしまってごはんを食べられなくなったりする恐れもあります。
ハムスターがケージを噛むのを止めさせる方法については下記の記事にまとめているため、飼っているハムスターがケージを噛んでいる場合は対策することを推奨します。
うんていする
上蓋が金網のケージでハムスターを飼っている場合、よじ登ってうんていをすることがあります。
これは「もっと運動したい」・「ケージが狭い」・「外に出たい」などの気持ちである事が多いです。
落ちた際に骨折したり爪が剥がれたりする恐れもあるため、上に登れないように飼育用品の配置等を見直すか、水槽型のケージに取り換える方が安全です。
耳を折りたたむ・耳がしおれている
耳を折りたたんでいる時は、ハムスターがリラックスしています。
周囲の音に警戒しておらず聞き耳を立てていない状態となります。
寝起きなどに見られることが多いです。
尻尾をピンと立てる
メスのハムスターの背中を撫でたり腰を触って持ち上げた時に、体を反らせてお尻を持ち上げ、尻尾をピンと立てて硬直状態になることがあります。
この状態は「ロードシス」と呼ばれ、メスのハムスターが発情している時に見られる仕草です。
鳴きながら仰向けになって暴れる
主にハムスター同士の喧嘩で見られる仕草で、恐怖でパニックになっている状態です。
歯で噛みついて反撃しやすいように仰向けになります。
同時に「キーキー」といった鳴き声出すことも多いです。