当ページではハムスター全18種類に関して、図や写真を多用して紹介しています。
ハムスターについての研究論文や海外の研究機関の情報も基にして調査しました。
「ペットとして飼える人気のハムスターの種類を知りたい!」という方はもちろん、「ペットショップで見かけないマイナーなハムスターについても知りたい!」・「体系的にハムスターの種類全体を知りたい!」という方にとっても役立つ記事となっています。
ハムスターの種類一覧まとめ
ハムスターとは、齧歯(げっし)目ネズミ科・キヌゲネズミ亜科に属する動物の総称です。
諸説ありますが、全部で7種族・計18種類に分類されます。
ハムスターの種類一覧のまとめ図を作成してみました!

ハムスターとネズミの違い
ハムスターとネズミはどちらも「齧歯(げっし)目ネズミ科」の動物ですが、ハムスターが「キヌゲネズミ亜科」なのに対し、ネズミは「ネズミ亜科」に分類されます。
ネズミと違ったハムスターの特徴としては、頬袋がある点と尻尾が短めである点です。
以降では、各ハムスターの基本情報をまとめています。
日本でペットとして飼えるハムスター
日本でペットとして一般的に飼われているのは、「ゴールデンハムスター」「ジャンガリアンハムスター」「キャンベルハムスター」「ロボロフスキーハムスター」「チャイニーズハムスター」の5種類です。
ゴールデンハムスター
英語名:Golden Hamster, Syrian Hamster
種族:ゴールデンハムスター属(英語名: Mesocricetus)
主な生息地:シリア、南トルコ
体長:15〜20㎝
ゴールデンハムスターはハムスターの中で最も有名な種類ですね!
おっとりしていて人懐っこい性格のため、ペットとして飼いやすくて人気です。
1930年にシリアで発見されたことから、海外では「シリアンハムスター」という呼ばれ方も一般的です。
一般的な毛の色はオレンジと白のミックスで「ノーマル」と言われていますが、品種改良によって多様な毛色のゴールデンハムスターがいます。
近年特に「キンクマハムスター」と呼ばれるクリーム色の毛色はとても人気で、ペットショップでもよく見かけます。
ゴールデンハムスターの毛色の種類と呼ばれ方は以下の表の通りです。
名称 | 毛の色 |
ノーマル | オレンジと白のミックス |
キンクマ | 全身クリーム色 |
トリコロール | 白・黒・茶色のミックス |
ブラック | ほぼ全身黒色 |
ホワイト(シロクマ) | 全身白色 |
アルビノ | 全身白色(色素が完全に無く、目も赤っぽい) |
クリームバンデッド | 白とクリーム色のミックス |
ダルメシアン | 白と黒のミックス |






ジャンガリアンハムスター
英語名:Djungarian hamster, winter-white dwarf hamster, Striped Desert Hamster (summer/winter)
種族:ヒメキヌゲネズミ属(英語名: Phodopus)
主な生息地:シベリア、カザフスタン、中国
体長:6〜12㎝
ジャンガリアンハムスターは、1993年頃から日本でペットとして飼われるようになりました。
元々は寒い地域に生息していた種族なので、手足も毛で覆われています。
一般的には灰色の毛に背中の黒い線模様が入っていますが、品種改良によって多様な毛色のジャンガリアンハムスターがいます。
ジャンガリアンハムスターの毛色の種類と呼ばれ方は以下の表の通りです。
名称 | 特徴 |
ノーマル | 灰色の毛で、背中に黒の線。 |
プディング (イエロージャンガリアン) | 白や淡いクリーム色の毛で、背中に黄色の線。 太りやすいという特徴もある。 |
ブルーサファイア | グレーの毛。 |
ロシアンブルー | 青みがかった濃いグレーの毛。 |
パールホワイト | 白色の毛で、背中にグレーの線模様。 夏にノーマルの毛色に変わる個体もいる。 |
スノーホワイト | 全身白色の毛。 |






キャンベルハムスター
英語名:Campbell’s dwarf hamster
種族:ヒメキヌゲネズミ属(英語名: Phodopus)
主な生息地:中国東北部、ロシア、カザフスタン
体長:7〜13㎝
キャンベルハムスターは、外見がジャンガリアンハムスターと非常によく似ています。
ジャンガリアンとの違いとしては、キャンベルの方が少し身体が大きく、毛色のバリエーションが豊富な点が挙げられます。
マイナーな種族で馴染みのない人も多いため、実はペットショップではキャンベルハムスターであってもジャンガリアンハムスターと呼称して売られている事が多いです。
やんちゃな性格の個体が多く、縄張り意識が強くて気性が荒い一面があり、飼い主に懐くのにも時間がかかります。
飼い主の手を噛むことも多いため、飼育上級者向きの種族になります。
以下の写真のように、珍しい毛色の子はキャンベルハムスターの可能性が高いです。



キャンベルハムスターとジャンガリアンハムスターの違いと見分け方の詳細については以下の記事にまとめました。興味がありましたらご覧ください!
ロボロフスキーハムスター
英語名:Roborovski hamster
種族:ヒメキヌゲネズミ属(英語名: Phodopus)
主な生息地:ロシア、カザフスタン
体長:7〜10㎝
ロボロフスキーハムスターはハムスターの中で一番小型で、目の上に白い眉毛のような模様があるのが特徴です。
臆病で警戒心の強い個体が多く、人間と触れ合うことはあまり好みません。
他の種類のハムスターと比較すると縄張り意識が低いため、ペットとして飼う場合は複数匹を同じケージに入れて飼うこと(多頭飼い)も可能です。

チャイニーズハムスター
英語名:striped dwarf hamster, Chinese striped hamster, Chinese hamster
種族:モンゴルキヌゲネズミ属(英語名: Cricetulus)
主な生息地:中国、モンゴル
体長:8〜13㎝
チャイニーズハムスターは目が大きいのが特徴のハムスターです。
また、体型はすらっとしていて尻尾も長めで、他のハムスターと比較すると見た目がネズミっぽいです。
おとなしい性格の個体が多いですが、動きはとても素早いです。
ペットショップで見かけることは稀で、日本で飼っている人はあまりいません。

その他のマイナーなハムスター
以降では、日本ではペットとして馴染みがなかったり、現在飼うことができないハムスターについても紹介していきます。
ブラントハムスター
英語名:Brandt’s hamster (Turkish hamster, Azerbaijani hamster)
種族:ゴールデンハムスター属(英語名: Mesocricetus)
主な生息地:西アジア、コーカサス、イラク北部、イラン北西部、シリア、パレスチナ, トルコ
ブラントハムスターはゴールデンハムスターに良く似ていますが、体はゴールデンハムスターより大きくなります。
体の上半分はオレンジに近い茶色(ゴールデン)、胸の辺りは黒いのが特徴です。
しっぽは2~3cmほどの長さがあります。実験動物として飼育されていて、ペットとしてはあまり馴染みのない珍しいハムスターです。

ラッデハムスター
英語名:Ciscaucasian hamster
種族:ゴールデンハムスター属(英語名: Mesocricetus)
主な生息地:ジョージア、ロシア
体調:28cm
ラッデハムスターは丸みを帯びている大きめの耳を持ち、尻尾は1.5cm程度の長さがあります。
上半身は黄褐色で、下半身や顔周りはクリーム色、腹部は黒色をしています。肩には2本の太い黒いストライプ模様があります。

ニュートンハムスター
英語名:Romanian hamster
種族:ゴールデンハムスター属(英語名: Mesocricetus)
主な生息地:ブルガリア、ルーマニア
体長:14〜18㎝
ニュートンハムスターは体の上半分はオレンジに近い茶色で腹は灰黄色、そして頭から背中にかけて黒いライン模様があるのが特徴です。
現在は絶滅危惧種でレッドリストに指定されており、ペットとして飼うことはできません。

ソコロフドワーフハムスター
英語名:Sokolov’s dwarf hamster
種族:モンゴルキヌゲネズミ属(英語名: Cricetulus)
主な生息地:中国、モンゴル
体調:7.7〜11.4cm
ソコロフドワーフハムスターは以前はチャイニーズハムスター(Chinese striped hamster)と同種とされていましたが、1988年以降、別の種として記載されています。
毛色は灰色から黄色っぽい茶色で、背中に独特の黒い縞模様があります。

チベットキヌゲネズミ
英語名:Tibetan Dwarf Hamster, Kam dwarf hamster
種族:モンゴルキヌゲネズミ属(英語名: Cricetulus)
主な生息地:チベット、中国、インド、ネパール
チベットキヌゲネズミは短くて小さい耳と灰色っぽい黄褐色の毛色が特徴で、頬袋も他の種類のハムスターに比べると小さめです。

タカネキヌゲネズミ
英語名:Ladakh Dwarf Hamster(Cricetulus alticola)
種族:モンゴルキヌゲネズミ属(英語名: Cricetulus)
主な生息地:チベット、中国、インド、ネパール
タカネキヌゲネズミは短くて小さい耳と灰色っぽい黄褐色の毛色が特徴で、頬袋も他の種類のハムスターに比べると小さめです。
1つ上で紹介したチベットキヌゲネズミと同じ分類としている学者もいます。

オナガキヌゲネズミ
英語名:Long-tailed dwarf hamster
種族:モンゴルキヌゲネズミ属(英語名: Cricetulus)
主な生息地:中国、カザフスタン、モンゴル、ロシア
オナガキヌゲネズミは名前に「尾長(オナガ)」とある通り、しっぽが長いのが特徴のハムスターです。

タビキヌゲネズミ
英語名:grey dwarf hamster, Armenian hamster, migratory grey hamster, grey hamster, migratory hamster
種族:モンゴルキヌゲネズミ属(英語名: Cricetulus)
主な生息地:ロシア、モンゴル、中国、東ヨーロッパ
タビキヌゲネズミは少し長めのフワフワのしっぽが特徴のハムスターです。

クロハラハムスター
英語名:European hamster, common hamster , black-bellied field hamster
種族:クロハラ属(英語名: Cricetus)
主な生息地:ウクライナ、オーストラリア、オランダ、ベルギー
体長:20cm〜34cm
クロハラハムスターはハムスターの中で一番大きい体を持っており、「ヨーロッパハムスター」とも呼ばれています。
後ろ足だけで立つ姿をよく見ることができ、名前の通りにお腹が黒いのが特徴です。
寿命が約8年で、他のハムスターと比較すると長生きします。

アルタイキヌゲネズミ
英語名:Mongolian hamster
種族:アルタイキヌゲネズミ属(英語名: Allocricetulus)
主な生息地:中国、モンゴル
アルタイキヌゲネズミは野生のハムスターで飼う事はできない種類です。

エーフェルスマンキヌゲネズミ
英語名:Eversmann’s hamster, Kazakh hamster
種族:アルタイキヌゲネズミ属(英語名: Allocricetulus)
主な生息地:カザフスタン

カンシュクキヌゲネズミ
英語名:Gansu hamster
種族:カンシュクハムスター属(英語名: Cansumys)
主な生息地:中国
カンシュクキヌゲネズミは現在個体数も減少してしまった希少なハムスターで、情報も少ないです。

トリトンハムスター
英語名:Greater Long-tailed hamster
種族:キヌゲネズミ属(英語名: Tscherskia)
主な生息地:シベリア、朝鮮半島、中国
体長:18〜35㎝
トリトンハムスターはゴールデンハムスターより大きく、しっぽが長いのが特徴です。
ペットとしてはあまり普及しておらず、実験用として研究室で飼育されていることが多いです。

おわりに
当記事では、ハムスターの全18種類について紹介しました。
これからハムスターを飼いたいと思っている方は、飼い始める時に準備するものについて以下の記事にまとめましたので、良かったらペットショップに行く前に一読ください!