SNSなどで間違った飼い方をしている人を結構見かけるなと感じたため、ハムスターに対してやってはならない事についてまとめました。
ハムスターにやってはいけないこと
お風呂(水・お湯)に入れる
ハムスターに水やお湯を使った入浴は不要です。
小さくて体温調節が苦手なハムスターは、水に濡れてしまうと風邪を引いたりストレスを感じたりします。
毛がひどく汚れてしまった場合は、ノンアルコールのウェットティッシュなどで拭ってあげてください。
ハムスターは日常的に行う砂浴びが、お風呂の役割を果たします。
身体に砂をこすり付けることで汚れを落とし、身体を清潔に保ちます。
砂浴び場を提供し、自分で体を清潔にできる環境を整えてあげましょう。
ハムスターの首根っこを掴んで持ち上げる
ハムスターを運ぶ時などに、首根っこを掴んで持ち上げている飼い主さんも見かけますが、これは正しい持ち方ではありません。
ハムスターが驚いてジタバタ暴れ、転落して怪我をしてしまう恐れがあります。
ハムスターを持ち上げるときは、手を横からゆっくり近づけ、優しく包み込むように持ってあげましょう。
回し車をとりあげる
「夜中にハムスターが走る音がうるさくて回し車を外してしまった…。」といった人も結構いるようですが、回し車はハムスターにとって大切な運動手段なので取り上げないでください。
運動不足になると肥満やストレスの原因となるので、常に設置しておく必要があります。
そうはいっても、飼い主さんが毎晩騒音で睡眠不足になるのも避けなければなりませんよね?
回し車の音がうるさくてお悩みの方は、対処方法を以下の記事にまとめているので参考にしてみてください。
屋外を散歩させる
ハムスターを家の外で散歩させるのは危険なのでやめましょう。
逃げられた場合は見つけるのが非常に難しいですし、猫やカラスなどの捕食者に襲われたりする可能性もあります。
ハムスターをケージの外に出して運動させてあげたい場合は、室内でペットサークルを設置して安全に散歩させてあげるのが良いです。
室内散歩(部屋んぽ)やオススメのペットサークルについては、以下の記事に詳しくまとめているので良かったらご参照ください。
人間用の食べ物を適当に与える
ハムスターに人間用の食べ物を与える際は、与えても問題無いのかをちゃんと調べましょう。
「ハムスターは雑食動物だから何でも食べられる」と誤解する人もいるのですが、害のある食べ物はたくさんあります。
人間用に作ったミートソースパスタやケーキなどをハムスターに与えている人をSNS上で見かけましたが、それもNGな行為です。
砂糖や塩など、調味料で人間用に味付けされたものは、ハムスターにとっては刺激が強すぎる上、過剰なカロリーで肥満になったり塩分過多で健康を害する恐れがあります。
また、チョコレートやアボカドなどを与えてしまったら最悪の場合、ハムスターが亡くなってしまう事もあります。
以下の記事では、ハムスターに与えて良い食べ物・ダメな食べ物の一覧を検索しやすくまとめています。よかったらご参照ください。
ひまわりの種を主食にする
ハムスターはひまわりの種が大好きですが、脂肪分が多いため、過剰に与えると肥満の原因になります。
おやつとして1日に2,3粒程度与えるにとどめ、主食としてはペレットを与えましょう。
適切なエサの量については以下の記事をご参照ください。
正しい飼育をするためにできること
ハムスターを飼う人は、飼育本を最低1冊は読んでおくと良いです。
私は入手可能なハムスターの飼育関連の本を全て読み漁ったのですが、『4歳までハムスターが元気で長生きする飼い方』という飼育本は体系的に必要な知識が網羅されていてオススメです。
その他のハムスター飼育本についても知りたい方は、以下の記事にまとめています。
当ブログでもハムスターの飼育に関する情報を幅広く発信しているので、お役立てください!
あなたとあなたのハムスターが幸せに暮らせますように!