ハムスターの回し車の音がうるさい時の対処法(サイレントホイール)

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ハムスターが走っている時に回し車の音がガタガタとうるさいのに困っていませんか?
音の原因解消方法を写真を多用して分かりやすくまとめました。

当ページで説明に用いている写真はSANKO社「サイレントホイール」という回し車と、「ルーミィ」というケージの例です。
それ以外の回し車をお使いの場合でも応用できる対処方法が多いので、ぜひご確認ください。

回し車のガタガタ音の原因

回し車のガタガタ音の原因は状況によっていくつかありますが、考えうる全ての原因を紹介します。

ケージと回し車の間に隙間がある

ケージの側面と回し車の間に隙間があり、ハムスターが走る振動で音が鳴っている可能性があります。
スタンド付きの回し車を使っている場合は、夜ハムスターが走るにつれて回し車の位置がズレていき、ケージにぶつかる音が響いているのかもしれません。

また、回し車をケージに直付けしている場合も、ケージとジョイント部品の間が密着しておらず、振動で音が鳴ることがあります。(以下の写真の赤枠部分参照)

ケージ側面とジョイントパーツの間の隙間

回し車の軸がしっかりハマっていない

回し車の軸が本体にしっかりハマっていないと、ガタ付きの原因となることがあります。
カチッと音が鳴るまで最後まで閉まっているか確認してください。

回し車の軸部分をカチッと音がなるまでしっかり締める。

回し車の部品が摩耗している

「前までは音が気にならなかったのに、最近音が大きくなったな…」と感じる場合は、回し車の内部の部品が摩耗しているのが原因かもしれません。
回し車本体から軸を取り外して確認してみてください。
プラスチックが削れて隙間ができている場合があります。

本体から軸を取り外した様子

回し車の軸受が錆びている・オイル落ちしている

「キーキー」というような音がする場合、ホイールの軸受(ベアリング)が錆びたりオイル落ちしたりして騒音の原因となっている可能性もあります。
回し車を掃除で洗う際にベアリングも一緒に水洗いしてしまっている場合、錆びやすくなる上、潤滑剤として塗られているオイルも流れ落ちてしまって音が出る原因となります

正常なベアリングを回転させた場合、オイルの働きにより緩い抵抗が掛かかります。
抵抗を感じずスカスカな感じや均等に回らない状態であれば、ベアリングの劣化が騒音の原因の可能性が高いです。

左:錆びたベアリング、右:新品のベアリング
左:錆びたベアリング、右:新品のベアリング

回し車の高さが高すぎるor低すぎる

回し車を固定する位置が高すぎても低すぎてもガタガタ音の原因になります。

固定位置が高すぎる場合は重心が安定しないので、ハムスターが走っている時の揺れが大きくなります。
逆に固定位置が低すぎる場合、回し車の下の部分がスタンドや床にぶつかって音がする場合があります。

ケージ台がグラついている

ケージを乗せている台が不安定だったり、ケージと台との間に隙間があるのが原因で音がなっている可能性も考えられます。
耐荷重の低い台を利用している場合、ケージの重みで台の脚が歪んでしまってグラついたり、台が水平ではなく斜めに傾いたりしているかもしれません。

回し車の音がうるさい時の対処法

ケージと回し車の隙間に厚紙を挟む(ケージ直付けの場合)

回し車をケージに直付けしている場合、ケージとジョイント部品の隙間に厚紙を挟み込むことで、音がかなり軽減します。
私の場合、お菓子の箱の厚紙を四つ折りにして挟み込むことで音が気にならなくなりました。
厚紙の代わりに段ボールやプラカード、ペットボトルの切れ端などでも代用可能ですが、ハムスターが怪我しないように端が鋭利にならないようにお気をつけください。

ケージと回し車のジョイント部品の間に厚紙を入れた様子

本体と軸の隙間に緩衝材を入れる

回し車とその軸の間に段ボールなどを入れてしっかりネジを閉めるとガタガタ音が改善する場合もあります。
特に回し車を長年使用していて部品が摩耗している場合は、対策効果が大きいです。

回し車の軸に段ボールを入れている様子

ケージ結合部分をクリップで留める(ケージ直付けの場合)

ケージの側面に回し車を付けている場合は、ケージの上下の連結部分をクリップなどで固定すると、音が緩和することもあります。
掃除などでケージを分解した後は、ケースの上下がしっかり閉まっていることも確認しましょう。

ケージの上下の連結部分をクリップで固定した様子

回し車の高さを調整する

回し車を固定する位置が高すぎたり低すぎたりしていると思われる場合は、回し車の下の部分が走行時に床に触れないギリギリの高さにしてみてください。
私の場合は床から8mm離した位置で固定すると音がしなくなりました。
ハムスターの体重や走る勢い、そしてお使いの回し車によって適切な高さが変わってくるので、試行錯誤して適切な高さを探してみてください。

回し車の下に緩衝材を敷く(スタンド利用の場合)

スタンド式の回し車をお使いの場合、スタンドとケージの底の間に新聞紙や段ボールなどを敷くと音が鳴らなくなるという事例が多いです。
ただし、ハムスターが舐めたり齧ったりしても危険が無いように、粘着テープなどで固定するのは控えてください。

回し車をケージに直付けする(スタンド利用の場合)

ハムスターの走る振動による回し車の位置ズレがガタガタ音の原因の場合、スタンドを使うことを止めて、回し車をケージ側面に直付けすることで対処できることが多いです。

サイレントホイールに専用ホイールジョイントを取り付けた様子
サイレントホイールに専用ホイールジョイントを取り付けた様子

「ルーミィ」シリーズまたは「グラスハーモニー」シリーズのケージをお使いの場合は、専用のジョイント部品を追加購入することで、回し車をケージに直接取り付ける事ができるようになります。

「ルーミィ」シリーズのケージの場合は、以下の「ホイールジョイント」が必要となります。

「グラスハーモニー」シリーズのケージの場合は、以下の「ホイールホルダー」が必要となります。

回し車の直付けについての詳細は、以下の記事でも紹介しています。

ケージとケージ台の間に緩衝マットを敷く

ケージ台が音の原因と思われる場合は、ケージとケージ台の間に緩衝マットを敷くと良いです。
地震などの際に、ケージが滑って倒れるのも防止できるのでオススメです。

新しく別の回し車を購入する

上記で挙げた対策を全て実施しても騒音が改善しない場合は、別の回し車に取り替えてみると改善する可能性があります。
ベアリング等の部品の劣化が原因の場合は取り替える以外の対処方法はありません。

取り替える場合は「ハーモニーホイール」という回し車がおすすめです。
私が今まで使い続けている限りでは、騒音に困ったことは無いです。
ケージに直付けも可能ですし、溝が少ないので掃除も簡単という良い点もあります。

サイレントホイールをジョイント部品でルーミィのケージに取り付けた様子
サイレントホイールをジョイント部品でルーミィのケージに取り付けた様子

ケージに直付けする場合の「ケージの種類と回し車の互換性」についての詳細は以下の記事で紹介しています。

イヤホンや耳栓で音を遮断する

根本的な解決法ではありませんが最後の手段として、夜中のハムスターが活発な時間帯は飼い主側が耳栓やイヤホンをして過ごすという選択肢を取る手もあります。
ハムスターを飼っている以上、回し車のガタガタ音を緩和できたとしても砂をかく音やケージを齧る音など、その他の活動音を完全に無くすことはできないですし、「音を無くす」以外のアプローチでの対処も検討してみてください。

ノイズキャンセリング機能が搭載されてる睡眠用のイヤホンを装着すれば「回し車の騒音で眠れない」という悩みは解消します。
睡眠時にも使用できるイヤホンは「寝ホン」とも呼ばれ、最近は良い商品も多いですよ!
「SleepBuds Z30」という製品を試してみたのですが、同室のハムスター関連の騒音は無音状態にすることができました。

ケージを噛む音にもお困りの場合

回し車の音の他にも、ハムスターがケージを噛むようになってうるさい!とお困りだったりしませんか?
改善方法について以下の記事にまとめていますので、良かったら合わせてご覧ください!

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